サツキ「これで、少しはマシだと思う……」 トウワ「お前、いつもこんなの持ってるの?」 夜凪君の視線の先には救急箱。 サツキ「うん。私、よく怪我したりするし、他の人が怪我しても大丈夫でしょ?」 トウワ「……」 夜凪君が固まった。 サツキ「え、どうしたの……」 なにか、悪いことでも言っちゃった? トウワ「ふっ……」 サツキ「え……」 トウワ「ははっ。ほんとにお前は期待を裏切らないね」 夜凪君は満面の笑みを浮かべた。