サツキ「……っ、ん、やめ……っ」 ハル「どうして?……そんなつもり、なかった?」 ハル「……キスした男の部屋に無防備に入ってきておいて、それはないよね」 下着の中に指がもぐりこんできて、そこを撫でる。 サツキ「……あ、んっ、……っ」 いつもの日下部君の面影は、すっかりなりをひそめていた。 背中に当たる胸や腕の太さ、低い声。 全部が全部、男の人のもの。 違う、私は……っ! ハル「キスはダメだけど、こっちはいいんだ」 足を閉じようとしたら、動くことで余計に感じてしまってどうにもならない。 膝が震える。 ハル「も少し、開いて……?中まで入らない」 サツキ「あっ、ん、……っふぁ」 ねだるような声が耳にひびく。 くっついていた頬や、首筋に軽いキスをされた。 ハル「……お願い」