喜三太「遮那、もっと肩の力を抜けよ」
義経「わ、分かってるよ!」
喜三太「ほら、もっと身体を寄せて」

喜三太はぐっと、更に私の身体を引き寄せた。

喜三太「息を殺して……俺と呼吸を合わせるんだ」

(あ……)
(喜三太の体温が……背中から伝わってくる)
(胸の鼓動が……聞こえる)